2013-01-01から1年間の記事一覧
最終回である。
第29回。ノリノリなのか、自棄になっているのか、クレジットは右から左へ横組。 ちなみにこの回は色校正紙しか残っていない。 そして本文は旧字旧かな。一部おかしな漢字もいたりするのもご愛嬌。
第28回、師走だというのにお中元がわり……タイトル横では「?」がクルクル回っている。 本文も「……」(四点)やら「?」「!」やら珍しいものを使用している。 何の話でしょう? 時代背景はちょっとぐぐれば出てくる。 たとえば http://www001.upp.so-net.ne.jp/…
第27回。 本文使用書体は凸版印刷30ポイント明朝体・他とあるが…… この仮名は秀英初号・一号あたりの仮名に似てる。
第26回の色校正紙を公開しよう。 ボツになるよなぁ。あちらの業界のヒトにも読者の多い『アサヒ芸能』で、国民統合のシンボル夫妻を『フライデー』風に激写した一枚。 おそらくはこの一枚がもとで、「超報道写真」の連載は週刊誌の連載記事にしては中途半端…
26回目、何やら朧なダム湖の写真。天照大御神の文字は段ボール風にかすれている。 ところが、この回の色校正紙は写真も文章もまるで別物なのだ。 ということはここに掲げたのは急遽差し替えられた記事ということである。 では本来の記事はどんなものだったか…
25回目は、パターンが変わってタイトル、回数、クレジットが一か所にまとまっている。 クレジットは白抜き文字にボカシがかかってちょっと読みづらい。 本文使用書体の「岩村田活版所」とは、 http://www.shi-na-no.com/company/enkaku.html
24回目。 テーマは「色」なのかな……
23回目。回数を示す記号が回転しながら食い込み詰めされているあたりのワザも注目。 ゴシック体にセリフローマンの組み合わせは本文も。
いくつかお詫びを。 第21回の左端に【お詫び】が掲載されていることを書き漏らしました。 第20回の上端に変な罫線が見えることも書き漏らしていたのですが、じつはこの回、印刷所のミスで印刷位置が下に9mmもずれてしまい、本来の断ち切りを示す罫線が見えて…
22回目である。 今までと違い、メイン写真に本文をノセている。それにしてもタイトル印字はいったい何を重ねているのだろう。 読みづらいのでコントラストを上げて写真をとばしてみた。 凸版30ポイントゴシックとされるこの仮名、不思議な味わいである。
21回目、どっちが上なのかよくわからない構成となっている。
20回目である。 そういえば、 こんな顔が写研の文字盤にあったんだな。 本文の三号清朝、イワタの(四号を元にした)清朝体とはかなり異なるような……。 ということで、試しに組んでみた。
第19回。遊びまくっている。タイトル下の回数の文字もクレジットも転倒している。 回数分だけ打たれた●が矢印になって回転している。 本文のアンチック風の仮名が大きい。ゴシックの漢字より大きい。
前回(第拾漆囘)について、前田成明さん(@Mseimei)からTwitterでコメントが届いた。 https://twitter.com/Mseimei/statuses/395609141965623296 これは多分、ぷちぷち使ってますね(文字のエッジがぐちゃぐちゃしてる) 梱包材の「ぷちぷち」を印画紙に密…
17回目は戸塚ヨットスクールの戸塚宏。 タイトルの連載回数の下に並ぶ●の数が回数と同じ(12回目から)だと、前田成明さんに教えてもらった。
16回目(第拾陸囘)は大関小錦が登場した。持ってるのは電話か? 大きい… 本文の仮名は1934年の石井教科書体であるらしい。 はてなフォトライフの今月分はあと22%。もう一回は更新できそう。
15回目は府川氏お気に入りの回らしく、「まるで一万円札みたいな一万円札、ってタイトルは俺が考えたんだ」と言っていた。(スキャン時の裏写りがひどい。ご容赦ください。ア○トネ○チ○ーの広告だとわかったりする) クレジットも遊んでいる。 バブル経済時代…
14回目。タイトルは焦げちゃうんじゃないかというくらい焼き込んである。 築地系とあるのは、築地活版製造所の見本帳からではないということ。 本文は今ではモリサワパスポートにも入っている「築地体三号細がな」に似た書体。文字の大小のメリハリがすごい…
13回目である。 成田闘争なんていっても、今では「???」だろうが、この頃はまだそういう人たちがいた。 同じ大日本印刷の活字でも、8ポや9ポのものはよく見たが16ポとなるとあまり見ていない。 とはいえこの時代にはまだ現役だったはず。 本文の姿を見ると、…
第12回。タイトル文字の滲みが渋い。 「レールの幅のわずか六、七ミリの狂いで脱線してしまう」ことはJR北海道が証明しました。 凸版印刷30ポイント明朝はタイトルなのか本文なのか……本文は秀英体っぽいんだが。 前田成明さんからTwitterでリプライをいただ…
11回目は事件報道。ただ、斜め上な視線である。 クレジットはこれ、「築地系」というところが…… 本文はアンチゴチのようでもあるが、クセが強い。
10月になったので第十囘をお届けします。 大日本印刷24ポイント明朝体とTS11…… 組みはベタ。……は四点。
超報道写真の紹介を今月一杯お休みします。 はてなフォトライフの無料分がいっぱいになってしまったため、 1 有料に変更する 2 別のアカウントを作る 3 DropboxのURLを貼る などの方法を検討しましたが、26年も前の記事を紹介するのに慌てても無駄、 とい…
いよいよ第九回、形が決まってきた様子が見受けられる。 連載タイトルもまた篆書風丸ゴシックが復活している。 本文は「」のアキ量で仮名の詰めを調整しているため、行により不揃いなアキが発生している。 と、ここまでで「はてなフォトライフ」の無料分を使…
第八回、「回」の字が「囘」になった。 クレジットに「TS11」とあるのは築地由来の自家製文字盤のことだろう。 左ページ10行目に何があったのか、想像してみていただきたい。
この回から写植組版は前田成明さんになる。 連載タイトルは篆書風丸ゴシックから明朝に戻った。 自家製文字盤、黒みの調整がイマイチな印象。ま、それもまた味か。
第六回、サブ写真もあるが、注目はクレジットに書体情報が。 大日本印刷24ポイント明朝って? 秀英体っぽい見出しではある。 まぁ、よく詰めてあること。 本文はこんな感じ。 「very ビューティフル」は組みづらい。
中曽根は中曽根なのだが、大勲位受章後、「中曾根」と書かれることが増えた。 一方、名古屋市の「大曽根」は昭和から平成の今までずっと「大曽根」だ。 明治の頃はどうだったのかと近デジをあたってみたら、 やっぱりどっちもあった。当たり前。(出典は書か…
早くも四回目となったこの連載、写植オペレーターが代わっている。 それほど冒険はできない状況で、本文組版はおとなしくベタ組(のように見える)。その分連載タイトルはちょっと遊んでいる。 ただ、本文をよく見てみると……。 書体も組み方も、アレッという…