超報道写真003

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第三回で、ようやくこの年の事件が扱われる。とはいえ写真は事件に直接関係するものではないようだ。この辺りがこの連載の面白いところ。

 

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本文のアップの前に、右肩の連載タイトル。この回からこの奇妙な丸ゴシックが使われ始めた。

活字の清刷から起こしたものだろう。『聚珍録』に、

 

森川龍文堂の活字見本帖で『活版総覧和欧文活字と印刷機械三三三九』より。既に明朝活字の格は明治初年以来の号数体系とポイント系列、それに新聞活字の倍数諸系列までが入り乱れて驚くべきヴァラエティに到っていた。

(大阪)森川龍文堂、昭和八(一九三三)年秋序。国立国会図書館所蔵。

 

という図があり、本文では、

〈例えばここに図示される五号天書(篆書)なるものは十数年前火災に遭って廃業する迄神田の東京活字販売で「五号丸ゴシック」の名で売っており〉

と書かれている。こんな活字が昭和の終わりまで売られていたわけだ。

 

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で、本文。行送りの乱れは校正が入っての修正か……。

 

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